皆さんこんにちは!
今回、私が宿泊してきた福島県の歴史ある旅館、「安達屋」に宿泊してきましたので、そちらの紹介です!
旅館、温泉、お部屋、料理、サービスとすべてが素晴らしい温泉旅館でしたので、今度の旅行先にしてみてはいかがでしょうか?
福島県高湯温泉 安達屋のホームページは↓から(予約もこちらからできます)
本日の目次がこちら(クリックでジャンプ)
きっかけ(前置き)
私はいつものように、夕食後のリラックスタイムにYoutubeを見ていました。
大体見るチャンネルは決まっているのですが、おすすめ動画でいきなり出てきたのがこちらの安達屋です。
へぇ~露天風呂がこんなに大きいんだ~いいな~
え?ラウンジこんなにお洒落なの?素敵~なんて思いながら調べてみると、現在(2024年12月)露天風呂をリニューアル中でとのこと。
露天風呂が使えない代わりに一人旅プランなるものを用意してくれて、通常5万円近くする宿泊費が、だいたい26,000円から30,000円ほどで泊まれるというのではありませんか!
(曜日によって違いますので予約の際にご確認ください)
そう言えば1年近く旅行してないことを思い出し、
せっかくの機会なので思い切って行ってみようと予約をしたのです。
結果としてこの判断は大正解でした。
福島県高湯温泉とは(前置き、飛ばしてもOK)
高湯温泉とは、福島県福島市にある温泉の一つで、磐梯吾妻スカイラインの入口付近にある温泉郷を構成しています。
その歴史は古く、慶長12年(1607年)に地元の有力者の息子である宍戸五右衛門が開湯したという説と、今回宿泊した安達屋の祖である菅野国安が開湯したという2つの説がありました。
歴史の資料を辿っていくと、もともと地元の有力者の息子だった宍戸五右衛門を中心とした地元の人間で運営されていた温泉が反映した結果、役人などを相手に公に管理をしなくてはいけなくなった際に、菅野国安をはじめとした教養のある
武士階級の人間が間に入ったということになります。
莫大な湯量を誇る高湯温泉は、山形の白布高湯(白布温泉)や最上高湯(蔵王温泉)と並び奥羽三高湯と称される温泉です。
そんな400年を超える歴史がある安達屋ですが、現代に至るまで順風満帆というわけではなく、2度の大きな危機に見舞われます。
1つは戊辰戦争で米沢藩兵に火をつけられ地区内が全焼したことです。
米沢藩兵が撤退の際に、官軍に温泉を使わせないよう、火をつけながら撤退をしたことであたりは焼け落ち、残ったのは安達屋の蔵のみというひどい有り様となってしまい、温泉業継続が危ぶまれましたが、なんとか立て直し、温泉業を継続することができました。
2度目の危機というのが、明治時代に福島県令に着任した三島通庸の、庭坂村湯町建設時の温泉権乗っ取りです。
薩摩藩出身の三島通庸は、時の明治政府の肝いりで東北の国土整備強化のため県令として着任し土木の鬼県令として強引な道路整備などを行ってきました。
(一応念の為ですが↑はイメージです笑)
その強引さは、三島が作ったとすぐわかるほどで、福島市周辺では万世大路(福島~米沢)、飯坂街道、岡山の中村街道、庭坂街道、八島田街道があります。
そんな三島が明治15年(1882年)に福島県令に着任すると、管轄内の高湯温泉をふもとに引き湯する計画を立てます。
もちろん地元の了承を得られるはずもなかった三島の計画でしたが、この計画を進めるために部下が一計を案じました。
明治政府が行った地租改正の際に温泉を使用できる権利を書き換えてなかった高湯温泉の不備をつき、所有者を部下の名前で書き換えてしまいます。
その結果、地区内9つの源泉の総湧出量が2,956L/分のうち、4割以上の約1200L/分の温泉を搾取されてしまうことになりました。
このため、莫大な湯量を誇るはずの高湯温泉は、搾取された残り湯でほそぼそと運営をせざる得なくなり、三島が離任後に変換はされたが、その後数年間エに行を停止せざるない状況にまで追い込まれます。
引用:庭坂湯町と高湯~いにしえからの温泉福島県観光サイト ふくしまの旅
このような危機を乗り越えた高湯温泉ですが、開湯から現代に至るまで、「温泉を大事にし、多くの人に湯を楽しんでもらう」という心構えは変わりません。
高湯温泉はいわゆる温泉街のような歓楽的開発がされず、一般的に想像するような温泉の華やかさはありませんが、それが逆に高湯温泉の魅力を引き出しており、温泉好きな方には一度行ってみてほしいです。
源泉かけ流し宣言を行っている温泉の湧出量は毎分2,589リットル(先程の2,956リットルと微妙に異なっていますが引用元の数字をそれぞれ記載しています)を誇り、泉温は43.7~49.4度。源泉によっては熱め・微温め・湯花が多い・砂を吐くなどの微妙な個性があり、あなたの好みにあった温泉がきっと見つかるはずです(^^)
引用;高湯温泉公式ホームページ
旅館到着まで
私の住んでいる場所から福島県へ行くにはいくつかの候補がありますが、今回は新幹線で行くことにしました。
一度は車で行くことを考えたのですが、流石に福島県まで来るまで3時間かけていくのは気乗りしなかったのと、冬の東北地方で雪なんて降られたら帰れなくなってしまいます。
新幹線であれば、大宮駅から1時間ほどで行けるし、私はえきねっとで事前に予約をしていたため、料金も安く、指定席の往復で約12,000円で済みました!
いざ大宮駅から乗車です!
(乗ったのはこれの1本あとの新幹線ですが笑)
新幹線の旅といえば、やっぱり駅弁ですよね!
私は鮭といくらが好きなので、こちらの駅弁にしました!
駅弁なのであまり期待していなかったのですが、いくらが敷き詰められていて、かつ味も濃厚で美味しい!鮭もしっかりとした切り身が入っていて食べごたえがありました!
駅弁に舌鼓を打っているとあっという間に福島駅です。
駅に降りたら流石に寒い笑
いや~やはり新幹線は早いですね(^^)私は身内に電車の運転手がいたので、小さいときから電車が好きでしたが、E5系に乗るのは実は初めてだったりするのでワクワクでした!
車だと2時間近くかかる宇都宮に、30分で到着したのはさすがに驚きましたが、技術の進歩って素晴らしいですね(^^)
と、言う訳で福島駅で切り離しを見ながらバス停に向かいます。
ここからはバスで約40分かけて高湯温泉に向かいます。
バスは1日4往復、4時間おきにしかありませんのでご注意を
バスに揺られていると、いつの間にか周りは雪景色に・・・!
終点の高湯につく頃にはあたり一面が銀世界でした!
いや~東北地方の温泉に来た甲斐がありましたね!!
バスのドアが開くといきなり温泉特有の硫黄の匂いが飛び込んできます。
終点近くに湯畑があって、その影響かな?温泉に来た!!というワクワクを味わえました!
旅館到着からお部屋まで
旅館は雪景色と合わさって、THE温泉宿!という雰囲気が最高です!
入口にはまた風情のある作り物が!
中に入るとひろ~いエントランスに大きい花が咲き誇っていて寒さに震えた私達の体と心を温めてくれます(^^)
到着後はまず1Fラウンジ「灯」でウェルカムドリンクを提供されます。
こちらはノンアルコールのスパークリングジュースで、お酒が飲めない方も安心です。
一通り旅館の説明と、夕食、朝食の時間を決めたあとはお部屋にご案内いただきます。
貸切風呂を予約したいときはこのタイミングで予約されるのがいいでしょう。
旅館は木造のつくりで、どことなく大正ロマンを感じさせてくれます。
館内は基本禁煙ですが、喫煙所が設けられています。
ここもおしゃれですね・・・私はタバコを吸いませんが、囲炉裏の火でタバコに着火してみたいです笑
私はこのような作りが非常に好きでワクワクしながら案内されるとあっという間にお部屋に到着です。
う~ん素晴らしい!
旅館と同じく大正ロマンを感じさせる和の雰囲気、温泉旅館で一番と言ってもいいくらい好きなスペースである広縁、そして雪景色!
これだけでも安達屋を選んで良かったと言えるでしょう!
お部屋に付いたらスタッフの方に改めて旅館内の説明を聞いて、あとは自由行動です!
(ちなみに写真撮って良いか聞いたら、他のお客様が映らないようにしてもらえればバンバン撮っちゃってください!とのこと)
と、言う訳で、お部屋をいろいろ探索してみました。
まず入ってすぐのところに洗面台があります。
この受け皿?ボウル?は陶器製できっと有名な物を使っているのでしょうが、私には詳しくわかりませんでした・・・
アメニティ類
ハンドソープ類は高級旅館にありそうなものでした!
アメニティのグレードをみれば大体のホテルのランクを感じられますが、さすが安達屋!私が見た中でも高級旅館にあるようなものばかりでした!
水もきちんと流れます。
すぐ近くには手などを拭けるよう、ペーパータオルが常備されています。
見事に写真を取り忘れましたが、部屋にはトイレのみ付いています。
各客室にお風呂、シャワールームは付いていないのでご注意を
そしてお部屋の感じを再度!!!!
素晴らしいの一言ですね(^^)
シンプルで洗練された和モダンなお部屋で、温泉旅館と言えばこれ!!という感じを見事に再現してくれています。
お部屋には主張しすぎないけど、落ち着いたグレーの色合いが素敵なローソファーがあります。
その前においてあるテーブルにはお茶請けと
旅館の説明をしているラミネートがあります。
こちらは紅茶とハンドクリームのセットかスパークリングワインのハーフボトルどちらか1つが選べます。
私は紅茶にしました。
私は家に帰ってから開封しましたが、旅館でゆっくりするときに飲むのもいいですね(^^)
ソファーの正面にはテレビなどがあります。
旅行に来てテレビなんて見なくて良い!と言わんばかりの大きさですが、本当にテレビなんて見なくていいです!
ゆっくりのんびり、安達屋全体を楽しんだほうが有意義な時間を過ごせます。
お部屋の名前はお花の名前にちなんだもので、今回私が宿泊したのが「どうだん」のお部屋です。
各お部屋にちなんだお花の説明があるのも面白いですね!
こちらのスペースには部屋の名前の使った間接照明があって、雰囲気づくりに一役買っています。
離れてみるとこんな感じ
その他、フロントに連絡する用のI-phoneがあります。
I-phoneでフロントに連絡するは現代的でギャップがあって面白いです
場所的な問題でしょうか?冬はあまりいないと思いますが、カメムシが発生したとき用のスプレーと捕獲用のテープがあります。
そしてこの電源タップ!木製で可愛いデザインでいいですね(^^)
くるくる回転してくれるので、使いやすさも抜群でした!
家が和風の方や、和室のお部屋がある人はこちらの電源タップを使ってみるのも良いかもしれませんね!
部屋の中はエアコンが効いていますが、それでも寒い!という方向けにガスストーブがあります。
私は使うことなく過ごせましたが、エアコンだけだと寒い!!という方や乾燥するからエアコンは使いたくない!という人は併用して使用できます。
(タイマーが付いているので8時間で自動で電源が落ちます)
クローゼットの中には作務衣が入っていました!
館内着は作務衣と浴衣で選ぶことができますが私は浴衣が嫌いなので作務衣一択です。
ちなみに浴衣は無料のものと、ちょっとデザインが可愛い有料のもの(300円)がありますので、お好みで使ってみてください!
作務衣を着た感じ
フリーサイズとありますが、172cm、70kgの私が着用して少しぴったりめだったので、体格の良い方はご注意を
そして私が温泉旅館で一番好きなスペースであるこちら広縁!!
畳×木製の椅子とテーブルというのはどうしてこんなにも合うのでしょうか・・・・
そして何と言っても雪景色が素敵です!
冬の東北地方に来たんだから、雪を味わえなければ意味がないね!!と無駄に考えていた私にはピッタリの天気でした!
広縁の奥にはティーセットと冷蔵庫、ミネラルウォーターがあります。
コーヒー、紅茶のパックが一つずつ。
人数が増えればその分増えるのかな?
冷蔵庫は空です。
ドライヤーも黒い布製の袋の中にあります。
全体的に和を感じさせつつも、現代のハイテクを織り交ぜて、過ごしやすい空間を味わえました!
歴史のある旅館なので、寒いのかなと考えておりましたが、お部屋の中はしっかりと暖かく、寒さに震えることなく過ごせて良かったです(^^)
館内紹介と2つのラウンジ
さて、荷物も置いたので、旅館の中を探索することにしました!
先程も申し上げましたが、安達屋は木造でどことなく大正ロマンを感じさせてくれる雰囲気です(^^)
そんな安達屋ですが、宿泊者用のラウンジを2つも備えてありました!
ラウンジ 灯
まずはエントランスに隣接している「灯」です。
こちらはチェックイン時も利用しましたが、チェックインが一段落したあとにも使うことができます。
囲炉裏が特徴的で落ち着きます(^^)
こちらではコーヒーマシンでコーヒを飲めるほか、ティーバックの紅茶、冷たいルイボスティーを飲みながらゆったりと過ごせました。
こういうところに来ると色々飲みたくなりますよね・・・^^;
私はひとまずコーヒーを飲んだあと、ルイボスティーを飲みながら囲炉裏の火を眺めていましたが、とてもゆったりとして落ち着きました(^^)
灯は囲炉裏のあるところと、すぐ後ろにこれまた大正ロマンを感じさせてくれるテーブルセットがあり、こちらも利用できます。
(私の好みどストライクすぎて終始恍惚してました)
アルコールランプの揺らぐ火を眺めながら余計なことを考えない贅沢な時間を味わってます。(アルコールランプは安達屋のお土産屋で購入できます!)
こちらの間接照明なんて最高ですよね!!
優しい灯りと、間接照明が作り出す影がまるで木のようで素晴らしいです!!
極めつけはこれ!!
見てくださいこの椅子、ゆらゆらと揺れるゆりかご椅子(ロッキングチェア)!!
私はジブリの中でしか見たことないので、はしゃいでしまいました笑
これに揺られながら、囲炉裏とはまた別に設置してある暖炉を眺めてぼーっとする時間も最高です!
ちなみにこれ、温風が出てきて火の部分はフェイクのよくあるやつかと思ったらきちんと炭を焼いていました・・・笑
読書スペースもきちんと?あります。
置いてあった本は歴史を感じるものばかりでした笑(国の名前がソ連だったり・・・)
それでも、現代と当時の状況をいろいろ比較してみるといろいろ面白かったりします。
ラウンジ Hêtre- ” エートゥル “
読書スペースの直ぐ側にある階段を登っていくと、安達屋が誇るラウンジ、Hêtre- ” エートゥル “(以下、エートゥル) が現れます。
エートゥル とはフランス語でブナの木を意味し、木造の旅館である安達屋のラウンジ名にぴったりだと私は感じました。
階段を登り、エートゥルに足を踏み入れると、シックな雰囲気のお洒落空間が広がっています・・・・!
まず、目に入ったのがこちらの暖炉。
本格的な薪ストーブが出迎えてくれます。
こちらはスタッフの方が薪をくべてくれており、パチパチと弾ける音を聞きながらお酒を飲むことができます。
落ち着いた雰囲気と、薪ストーブが醸し出す雰囲気に思わずお酒が進んでしまいました笑
薪ストーブの後ろにはバーカウンターもあります。
飲み物は無料のものと、有料でお好きなお酒を頼むこともできました!
私はそこまでお酒を飲まないので、頼みませんでしたが、山崎や竹鶴など、なかなか飲むことができないウイスキーを注文できるので興味のある方はぜひ頼んでみてはいかがでしょうか?
おつまみも取り放題です。
私はチーズばかり食べてました笑
奥に見える工事は現在リニューアルしている露天風呂です。
写真だと目立ってしまいますが、実際はそこまで目立たず、雰囲気を壊すことはありませんでしたのでご安心ください。
お酒は飲まないけどエートゥルを楽しみたいよ!という方もご安心ください。
エートゥルはエスプレッソマシンが置いてあり、こちらも無料で飲むことができます。
(私は飲みすぎていたのでデカフェの物を飲みました笑)
もちろん1Fにある灯の紅茶やコーヒーを持ち込んでも大丈夫ですし、飲み物を注文しなくてもラウンジの利用はできますので、遠慮なくゆっくりしていってください!!
それにしても薪が作り出す火ってのは落ち着きますね~
いつもテレビで暖炉の映像を流して雰囲気だけを味わっていましたが、
やっぱり実物にはかなません笑
一杯目はビール片手にまったり
移動の疲れからか、お酒が回ってきてしまったので2杯目は炭酸水いただきました笑
夕食後、温泉に入ったあとにまた一杯飲ませていただきました。
雪景色の中、暖炉があるラウンジでワイン片手にスタッフさんとお話をするというだけで、なんだかおとなになった気分ですね(^^)
灯、エートゥルともに22時まで営業をしておりますので、温泉で温まったあとにくつろぎのひとときを楽しんでみてはいかがでしょうか?
(灯は飲み物などは撤去されますが、ラウンジ自体に入ることはできます)
夕食
なんだかんだ夕食の時間となり食堂の囲炉裏端へ向かいます。
目の前に囲炉裏があってワクワクしながら席につき、飲み物を注文します。
箸にも安達屋のマークが!
こういうとき、どうしてもビールから行ってしまいますね笑 ペールエールを注文しましたが、フルーティーな香りとさっぱりした味わいが最高でした!
本日のメニュー
さっそくサラダが届きました。合鴨と福島のフルーツのサラダです。
合鴨は全く臭みがなく、それでいてしっとりと美味しく食べられました!
何と言ってもフルーツとの相性が抜群で、オレンジの酸味とりんごのシャキシャキ感が食欲をそそります!
あっという間に食べ終わってしまい、椀物の帆立真薯に蕪と小松菜の餡をかけたものです。
こちらは食べてるときに真薯の中からいろいろな食物がたくさんでてきてとても良かったです(^^)
続いて囲炉裏焼 壱、弐です。
本来であれば2人前以上が基本なので別れているそうですが、今回は一人旅プランで、1人前しかお皿に載せると見栄えが悪いので、一緒に盛っているとのこと。
まぁ確かにまとめないと見栄えがわるいな~と思いましたし、私としては一度に持ってきてもらったほうがすぐ食べられるので好都合です笑
基本的に鶏肉以外は火が入っているので、そのままでも食べれられますが、温かいほうが美味しいので一緒に囲炉裏に乗せます。
鶏肉はしっかりと火を入れないと危ないので、提供されたタイミングで乗せてしまうのがおすすめです。
こちらの油揚げは焼き目をつけたほうが皮がカリッとして美味しく食べられます。
こちらは醤油をつけて食べるのも美味しいですが、一緒についてくるさといも用の味噌をつけても美味しかったです!
さつまいもはホクホクとした食感が美味しく、味噌をつけて食べるとあっという間になくなってしまいました!
私、さつまいもは食べたときの食感があまり好きではなかったのですが、安達屋のさつまいもは食感もよく、非常に食べやすかったです!
続いてニシン(だったはず!!笑忘れてしまいました)
こちらもあらかじめ火を入れた状態で提供されますが、温めてたべると食感も柔らかくなり、香りも良くなるので温めて食べるのが良いでしょう。
網の上が空いたので、鮎を温めておきます。
こちらも完成された状態で提供されますが、少し冷えてしまっているので温め直します。
こうやって温めておくと、なんだか雰囲気があっていいですね笑
つみれもあらかじめ火が通っているので軽く温め直しぐらいで食べられます。
続いて魚料理
今回はマグロの握り、カツオのと野菜のロールでした!
マグロは赤身でしたが、しっとりとしていながらも、味わいが深く満足感が高いです。
どちらかというと私はこちらのカツオのほうが印象に残りました!
しっかりとした鰹の旨味と野菜のシャキシャキ感が混ざり合って美味しかったです。
野菜と食べるおかげでカツオ特有の臭いが気になりませんでした!(もともとあまり臭いはしなかったです)
旅館的には一緒に盛られている醤油ジェルで食べてほしいそうですが、サービスしてくれたスタッフの方は、醤油もあるので、お好みでどうぞとのこと
長年の先入観もありますが、両方試して、醤油のほうが美味しいと思いました!笑
頃合いを見て鮎をいただきます。
あまり変わりませんね^^;
蓼酢などは付いていませんでしたが、そのまま食べても美味しかったです。
食中毒予防の観点からか結構火が入っています。ワタの部分は脂が落ちていましたが、身の部分は問題なく食べられます。
最後に肉料理です
結構な量が来ましたね^^;
今回は和牛のローストと
イベリコ豚のローストです。
そして彩り豊かな野菜たちです。これらを岩塩、わさび、ガーリックソースの好きなソースで食べることができます。
和牛のローストはサシがしっかりと張っていて口の中でとろけます。
こちらは岩塩とわさびがおすすめです。
それに反してイベリコ豚は口の中にいれると確かな食感があるのですが、脂がさっぱりとしていて胃もたれする感じがありません。
ここまで来るとお腹がいっぱいになっているので、イベリコ豚のさっぱりとしてかつしっかりと存在感を放ってくれる感じが良かったです。
(私も年を取りましたね笑)
イベリコ豚のローストはガーリックソースがおすすめです。
締めの食事をこのタイミングで頼むこともできます(おかわりもできます)
白いご飯はめちゃくちゃおいしいですよね~
福島県のこしひかりを使ったこちらのご飯を味噌汁代わりの牛すじ鍋といっしょにいただくと、日本人に生まれて良かったな~としみじみ思います!
たくさん食べてお腹いっぱい大満足です(^^)
最後に地元のお菓子メーカー向山製作所が手掛けるデザートを食べて終了です!
デザートは別腹!ですね笑
大浴場
安達屋と言えば高湯温泉をふんだんに使った大浴場そして露天風呂が有名です。
しかし、今回露天風呂は改装工事中なので入れません。(だから一人旅プランなるものがあるのですが)
大浴場ですが、流石に写真は取れないので、旅館のHPから引用します。
引用:安達屋公式HP
露天風呂ありきなのかもしれませんが、大浴場自体は体を洗う場所と大きい浴槽のシンプルな作りです。
いろいろな温泉を楽しみたい!という方にはちょっと不向き?もしくは露天風呂のリニューアルが終わり次第宿泊するのが良いでしょう!
そして残念?なお知らせです。
サウナはありません・・・
しかし、後ほど話しますが、サウナがないのは仕方ない側面もあります。
どうしてもサウナに入りたい!!という方は残念ながら安達屋への宿泊は諦めるしかありません。
(そんな理由で来ないのはもったいなですが!!)
安達屋の目玉と言ってもいい露天風呂はまるで川のような構造になっています。
写真で見るだけでも圧巻ですね・・・!
私は安達屋のことを知ったのはYoutubeでしたが、実際に宿泊した方の動画でこちらの露天風呂も撮影されていましたが、川のようになっています。
温泉の色が変わることによって、夏は鮮やかな川のように、冬は温泉の雰囲気を作り出してました!
リニューアル後に絶対もう一度行きたいです!
そして貸切風呂も内湯と外湯(隣接した2箇所)あります。
こちらは予約制(22時以降は開放)ですが、無料で利用する事ができます。
内湯については写真を取り忘れてしまったので、これまた公式HPから引用します・・・
引用:安達屋公式HP
内湯はシンプルな作りですが、家族でゆっくり入りたいという方にはこちらがおすすめです。
後述しますが、冬の時期で冗談抜きに寒いので、外気にさらされない内湯の存在はありがたいです。
そして、今回露天風呂代わりの外湯!
こちら薬師の湯は壱ノ湯、弐ノ湯の2箇所あります。
予約した時間になったらフロントで鍵を借り、旅館の外にある小屋の鍵開けて使用する形です。
貸し切り露天風呂はこんな感じ!
うひょーすごいですね!
ちらつく雪、あたりを照らす照明、照明に照らされる植栽、そしてどーんと存在感のある温泉!
やっぱり温泉は冬に来るに限りと実感した瞬間でした!
ただし一つ大事な注意点です。
冗談抜きに寒いです・・・
寒すぎて身体を軽く流してすぐに温泉に飛び込むしかないくらいの寒さです。
寒すぎて手が震えて終始写真を取るのに苦労しました笑
ちなみに脱衣所はありますが、屋外です。なので、冬の時期は服を脱いだらすぐに温泉に入らないと冗談抜きに命の危険があります。
お年寄りやお身体、体調がすぐれないときに迂闊に外の露天風呂に行ってしまうとヒートショックで取り返しのつかないことになりますので、旅館のスタッフや他のお客様、救急車を稼働させる隊員さん、そして何よりあなた自身のためにも、迂闊な行動を控えるようをお願い申し上げます。
心配だけどどうしても利用したい場合は一度大浴場で身体を十分に温めてから露天風呂に向かいましょう。
ラウンジでお酒をたくさん飲んでしまう場合もあるので、ご注意ください。
冬季は凍結防止のため、シャワー及び蛇口は止められています。こちらもご注意ください。
露天風呂に入りながら、雪景色を眺めて、ゆったりしていると本当に来てよかったな~と感じます。
大浴場で入ったときには温泉の温度は結構熱めだと感じていましたが、露天風呂だと、外の寒さと中和されてちょうど良かったです笑
温泉、外気浴をすることで、疑似サウナを体験できましたので、サウナがない事自体は私自身は気になりませんでした。
というよりもこんなに寒い環境で下手にサウナ→水風呂→外気浴なんてやったらそれこそ死人が出ます。
サウナは作りたくても作れないというのが私が感じましたが、なくても大満足なので問題ありません。
お風呂上がりはラウンジ エートゥルでワイン片手にスタッフさんと談笑してきました。
お風呂上がりのお酒は格別ですね(^^)
ラウンジの営業終了後は読書コーナーで少し本を読んでおやすみなさい
フロントのフクロウのランプが可愛いかったです。
朝食など
朝です。
あたり一面の雪景色ではしゃいでしまいました笑
朝のラウンジは光が入っていてこれまた雰囲気が最高です。
灯
光が入っていい感じ
エートゥル
なんだか夜明け!って雰囲気がいいですね(^^)
私も将来家を建てることがあればこんな感じの雰囲気で作りたいな~なんて思いました笑
そんなわけで朝食をいただきに行きます。
場所は夕食と同じ囲炉裏端
本日のメニューです。
まずはフレッシュジュースで爽やかに朝食を始めていきます。
こちら甘すぎず、酸っぱすぎずちょうどいいバランスで寝起きの体を目覚めさせてくれました。
サラダのドレッシングはゴマと
シーザーでお好みのドレッシングを使えます。
私はゴマにしました!
そしてここからが朝食のスタートです。
美味しいご飯と
味噌汁片手にいざ!
まずはほうれん草のおひたし
こちらほうれん草とかつお節の黄金コンビに山芋がかかっていて醤油を人ひとたらしすると旨味塩味が重なり合って美味しいです。
続いてちりめんじゃこ
醤油をかけてから写真を取ってしまいました^^;
私はちりめんじゃこが苦手なので流し込むように食べてしまいましたが、それでも嫌悪感を感じなかったので、ちりめんじゃこが好きな方には美味しく感じるはずです!
そして、本日のお刺身
また写真を撮る前に醤油をかけてしまいましたが・・・
いかそうめんとサーモンのお刺身です。
朝からお刺身は重いな~なんて考えていましたが、サーモンのさっぱりした感じと、いかそうめんがツルツルと口の中に入って食べられるので、朝からたくさん食べられないよ!という方も問題ありません!
そして朝食のメイン?となるサバの塩焼き、卵焼き、ソーセージとベーコンです。
いかにも朝食!!というメニューでいいですね(^^)
ちなみにある程度食事を進めるとパンも出てきます。
バターとジャムお好みのものをお使いください。
私は鯖の塩焼きまではご飯、ベーコンとソーセージをパンと一緒に食べました!
そして、最後にすき焼きです!
大きいお肉と野菜が旨味たっぷりのタレと絡まって食欲がそそります!
朝からすき焼きなんて重たいよ!!という方も、ぜひ食べてみてください!
朝から幸せな気分になれること間違いなしです。
最後にフルーツと
ヨーグルトで締めておしまいです。
朝からたくさん食べられて最高ですね(^^)
おすすめの人
安達屋をおすすめする方は何より落ち着いた雰囲気と温泉を楽しみたい!という方です。
旅館の雰囲気も、何度も申し上げている大正ロマンを感じさせる作りで、大人の雰囲気を感じることができます。
何より、2つのラウンジで過ごす時間は安達屋最大の醍醐味とっても過言ではありません。
ラウンジでお話したスタッフさんいわく、安達屋の支配人の息子さんが他のホテル業界からの修行から安達屋に戻り、様々な改革をしているとのことでした。
まず安達屋は部屋の総数が18部屋しかないので、一般的な温泉宿よりほかのお客様が少ないです。
加えて団体客については基本的にお断りをしているとのことで騒がしくなることは基本ありません。
小学生以下のお子様の宿泊も基本的に受け付けていないので、温泉にゆっくり浸かりつつ、雰囲気を味わいながら一緒に来ている人との時間を過ごすのにぴったりです(^^)
確かに私が宿泊した時も、部屋は満室になっていたのに(ラスト1部屋でした)温泉やラウンジでほかのお客様をあまり見かけないなと思っていましたが18部屋しかないのであれば、納得いきます。
私が何より満足したのが2Fのラウンジ、エートゥルで暖炉を見ながらゆっくりとお酒を飲んでいるときに大人になったな~と感じられました笑
東京駅から新幹線で約90分、そこからバスで40分ほどなので、首都圏、仙台からも行きやすいのもいいですね!
あまりおすすめできない人
反対にあまりおすすめできない人です。
落ち着いた雰囲気が苦手で、夜も出かけたい人
安達屋は落ち着いた雰囲気とゆったりした時間を過ごせるのが特徴の宿ですが、この雰囲気が苦手、なじまない人にはおすすめできません。
安達屋は山の上にあり、湯治場ということもあって周辺には何もありません(コンビニもありません)
なので基本的に旅館の中で過ごすことになります。
間違っても旅館内で騒ぐような空気ではありませんし、夜間も施錠されるので外に出ることはできません。
(出たとしても冬の東北地方の山は雪がすごく、冗談抜きに自殺行為です)
なので、まだまだ若くて友達と盛り上がるような旅行がしたい!という方にはおすすめできません。
また、小学生以下のお子様の宿泊も基本的に受け付けていないので、ご家族連れにも厳しいかな?と思います。
上記の点は旅館にお問い合わせたうえでお決めください。
心臓が弱い方の冬の宿泊
温泉の紹介でも申し上げましたが、冬は冗談抜きに寒いです。
なので心臓が弱い方が迂闊に露天風呂に入ってしまうと冗談抜きに命の危険があります。
ラウンジでお酒を飲んで、酔った勢いで露天風呂に行ってヒートショック現象で救急車で搬送なんて事態を起こさないためにも、ご自身の体調を良く考慮していただくことをおすすめします。
足腰の不自由な方
宿泊するな!とは申し上げませんが、前提として安達屋は築400年を超える旅館で、エレベーターはございません。
段差のバリアフリーなどはされていますが、階段の上り下りがどうしてもある以上、足腰の不自由な方のみでのご宿泊はおすすめできません。
スタッフさんも無尽蔵にいるわけではありませんので、どうしても宿泊したい!という方は、同伴者がすべて移動の補助を行うくらいの気持ちでいるくらいのほうが良いです。
もちろん宿泊したいという気持ちを止めることはしませんが、事前に旅館に問い合わせていたほうがお互い気持ちよく宿泊することができるかな?と私は考えます。
まとめ
以上が福島県高湯温泉 安達屋の紹介でした。
たまたまYOUTUBEで見つけたこちらの旅館でしたが、想像以上に素晴らしかったです。
何より冬の雪景色と温泉が作り出す雰囲気が大満足です。
日々仕事や日常生活のストレスで悲鳴を上げている身体にムチを打ちながら、新幹線とバスを乗り継ぎ、部屋に入った瞬間の心の落ち着きをあなたにもぜひ体験してほしいです!
雄大な自然が織りなす高湯温泉を全身にいっぱい浴びながら、源泉かけ流しの温泉に入り、その後洗練されたラウンジで楽しむお酒は、安達屋の宿泊する最大の醍醐味と言えるでしょう!
現在大浴場を順次リニューアルしていますが、露天風呂についてはリニューアルが完了していますので、安達屋最大の目玉を体験しに行ってみるのはいかがでしょうか?
リニューアルに伴い、露天風呂が混浴から男女分かれるようになったので、時間を気にせずゆっくりと温泉を楽しむことができるようになりました!
現在、リニューアル中限定だった一人旅プランも、好評につき、2月まで延長されています。
一人だと行き辛い、金銭的に厳しいという方でもこの機会にぜひ安達屋へ宿泊してみることをおすすめします!
(参考:JR東日本在来線+大宮から福島までの乗車券で、1ヶ月以上前にえきねっとで予約をすれば、約12,000円で往復できました!)
宿泊費と含めて4万円でこのレベルの旅館に泊まれるとなればコストパフォーマンスではないでしょうか?!!
2月以降、一人旅プランの延長はリニューアルも終わっているのでおそらくないと思われます。なので、この記事を読んだり、Youtubeなどで気になっている方がいらっしゃいましたら、満室になったり、期間が終わってしまい前にぜひ宿泊してみてほしいです!
きっと大満足で素敵な時間を過ごせること間違いありません。
日々の疲れを癒やし、洗練されたラウンジでゆったりと時間を過ごす。そんな旅行になることをお約束します!
今度のお休みの旅行先や、連休の旅行先、思い立った一人旅の選択肢になれば幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
福島県高湯温泉 安達屋のホームページは↓から(予約もこちらからできます)
以前私が宿泊した箱根の旅館は↓からどうぞ
その他私が使っていておすすめの商品を紹介しているのでよろしければこちらもどうぞ!